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同じ星のふたり(13)【R18】 



おはようございます。
今回は性的な描写の多い、R18な内容になっていますので、ご注意ください。
下の「続きを読む」をクリックすると、ご覧になれます。




「わっ」
 追わず声が出てしまったのは、そのお風呂椅子がひんやりと冷たかったからだ。冷たい感触に思わず腰を浮かそうとしたくらいだったけど、すぐに体温に馴染んでくる。
 シャワーで適当に髪を濡らしてから、シャンプーの容器に手を伸ばし、いつものように掌の上に必要な量を垂らした時。
「ん……?」
 ぼくは思わず驚きの声をあげ、そしてすぐにカッと顔が火照ってくるのを感じた。
 なぜなら手の上に何気なく垂らしたシャンプーの液体の少し白く濁った様子が、ぼくが鋭い快感とともに迸らせてた体液とあまりにも似てたからだ。
 もちろん本物のあれはびっくりするくらい熱かったし、匂いだってまったく違う。でも白く濁って少し粘りのある様子は笑えてしまうくらい本物とそっくりだ。
(てことは、徹のも……)
 あのとき飲み下した徹の体液も、きっとこうだったんだ――、そう思ったとき、もぞもぞと下半身の一部が立ち上ってくるのを感じた。
 ぼくが無理やり口に含んでた、徹の熱い強ばりの感触もたちまち蘇ってくる。
 ぼくは呆然として――、半ば呆れながら自分の下半身を眺めた。
 自分でも驚くぐらい大量の体液を吐き出して、あれからまだ何時間もたってないというのに、呆れるくらい硬く、そそり立ち、まるで自ら意識を持って自分を主張しているようにピクピクと震えている。
 ぼくは目を閉じた。
 そして何のためらいもなく自分の下半身へと手を伸ばして、軽く握り締め、ゆっくりと自らに愛撫を加え始める。
 ぼくの頭の中に浮かんでいたのは徹の姿だ。
 あいつと過ごした様々なシーンが浮かんでは消えていく。その姿とともに、ぼくの名を呼ぶ声が幾重にも重なって聞こえたような気がする。
「と、徹……!」
 自分でも気づかぬうちに、ぼくは赤ん坊が指をしゃぶるように自分の指を口に含んでいた。指先に感じる舌の柔らかな感触と、舌や唇に感じる指の硬い感触が頭の中で溶け合い一体となって、ぼくをより昂ぶらせていった。
「くっ……、ああっ!」
 ぼくは短い喘ぎ声とともに身体をのけぞらせた。
 鋭い快感が身体の中を駆け抜けていき、一瞬、何もかも空白になったような感覚がぼくを満たす。荒い息を吐きながら、ようやく目を開いた時、ぼくの細い足や濡れたタイルの上に、点々と白い濁った体液が散っていた。
「ぼくは、あいつのことが好きなんだ……」
 自分の気持ちを確かめるように、ぼくはゆっくりと呟いた。
 微塵ほどの違和感もなく、その声はぼくの耳に響いた。それは甘い慄きだ。
 そして確信にも似た、真っ黒な霧みたいな恐ろしい予感が、ぼくを包み込んでいった。
「ぼくは――、そうだ、ぼくはあいつに抱かれたいんだ、キスをしたり、抱きしめられたい……、そう思ってる。だけど徹はそうじゃないんだ、きっと……、たぶん」

《続く》




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