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いつか見上げる空の色(56)【R18】 


 もう何度、身体をくねらせて唇を噛み、そうやって耐えただろう。
 だけど耐えれば耐えるほど、次にやってくる快感の波は大きくなっていく。ぼくの身体は、もう決壊寸前だった。
「ああ、……!、もう……」
 それまで歯を食いしばって、決して声が漏れないように我慢していたのに、ついに切なさに耐え切れずに声が漏れ出てしまう。思わず腰を突き出してしまいそうになり、布団を強く掴んで、その衝動に耐えようとした。「だ、だめ……」
「もう限界?」
 妙に淫らに艶っぽく響くコウさんの声と同時に、ぼくの感じる部分に加えられていた刺激が止んだ。「ずっと我慢してただろ、ジュンのこれ、溢れてきた熱い蜜でベタベタだよ」
「あ……、やだ……」
 ぼくは熱い吐息に肩を上下させながら、大事な人の手を汚さずにすんだ安堵感と、絶頂を寸前で阻まれた切なさの入り混じった視線をコウさんに向けた。
「もう少しだけ我慢できる? それとも、このままイキたい?」
「う、うん……」
 ぼくは曖昧に、恥ずかしさに耐えながら呟いた。
 身体が熱かった。まるで身体の芯が熱を持っているようだ。そっと胸に手をあてると汗でびっしょり濡れている。それが自分の胸だとは思えないほど、このままじゃ死んでしまうんじゃないか――、そう思えるほど胸が高く鳴っていた。
 そして少しだけ枕から頭を持ち上げて、ぼくは自分の下半身に目を向けた。
 汗と体液に濡れて自分の身体の一部とは思えないほど硬く屹立した男の部分が、オレンジ色のストーブの仄かな光を受け、艶かしく浮かび上がって見えている。そしてぼくの視線に気づいたように、切なさを訴えかけてるようにピクリと動いた。その途端、何だか自分が浅ましく思えてしまい、ぼくは思わず目を背けてしまう。
「あの……、もう少しなら……」
 ぼくは小さな声で、ようやくコウさんの問いに答えた。
「それじゃ……、ちょっと待って」
 コウさんが身じろぎした気配がした。
 ぼくはコウさんに再び目を向け、その姿を目で追いかける。ぼくに向けたコウさんの背中に汗の雫が光っていた。そしてぼくの恥ずかしい部分に顔を近づけるのが目に入った。ぼくの濡れて固く強張ったものを口に含もうとしているのだ。
「えっ!」
 ぼくは驚いて制止の声を上げていた。「そ、そんなのダメだよ、だって――、それ汚いし……」
 その瞬間、コウさんは顔を上げて、ぼくを見る。
「俺、ジュンの身体のどこも汚いなんて思ってないし、逆に何もかも愛しいって思ってるよ。それにもっと感じて欲しいんだ、もう我慢しなくてもいい。だから――、いいよね」

《続く》



昨日に続き、今日も【R18】です…。でも実は苦手です、こういうの(^^;)
ぎこちなく思えるし、滑らかに書ける人が羨ましいです。
という訳で、まだ艶かしい場面が次回も続きそうです。



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